「気づかないうちに外へ出てしまったらどうしよう」。―徘徊の不安は、多くの介護家庭が直面する切実な悩みです。
徘徊は事故や行方不明につながるケースもあり、外出の際の見守りの方法は早めに備えておきたい対策のひとつです。
最も確実なのが、キーホルダーやペンダント等の身に着ける端末等ではなく、外出時に必ず履く靴にGPSを埋め込むという方法なのですが、これが難易度が高いのです。
しかしこの困難な課題に挑戦する新しい製品が2025年HCR展で参考出品されました。靴にGPSを埋め込む方法として、靴底のインソール内部にGPS機器を内蔵するという新しい見守りテクノロジーです。
本記事では、HCR展で質問した内容を基に、靴インソール型GPSの仕組みやAirTagとの違い、費用の考え方と今後予定されている介護施設向けの管理機能について、わかりやすく解説します。
- なぜ今「認知症の徘徊対策に、GPSを靴に埋め込み」が注目されるのか
- ポイントは「靴底のインソールに内蔵」という新発想
- 靴にGPSを内蔵するこれまでの試み
- 靴のインソールにGPSを埋め込む仕組みと特徴
- インソール内部の構造(GPS測位・通信モジュール・バッテリー)
- 22.0〜29.0cmまで対応できるサイズ展開とフィッティング性
- 靴につけるGPSでも、外付け型とインソール型の違い
- 電池の持ち時間
- 靴への装着
- 通信型GPSとAirTagの違いをわかりやすく解説
- AirTagやBluetooth式が“近距離向け”である理由
- 通信型GPSは「遠距離・屋外・リアルタイム向け」
- Amazonの「インソール型AirTag対応モデル」と機能比較
- 靴インソール型GPSの介護施設における外出管理について
- 靴インソール型GPSの介護施設における外出管理について
- 現存する「施設向けGPSサービス」との違い
- 利用費用の目安
- 介護保険の利用可否
- 予約販売中のインソール型GPS|最新情報に注目を
- まとめ|後悔しない徘徊対策を選ぶために
なぜ今「認知症の徘徊対策に、GPSを靴に埋め込み」が注目されるのか
ポイントは「靴のインソールに内蔵」という新発想
靴のインソールにGPSを内蔵する仕組みは、認知症の徘徊対策として「持ち忘れ・外れ・紛失」という従来の課題を大幅に減らせる画期的な方法です。
徘徊対策で最も多い失敗は、「デバイスを持って出なかった」「途中で外されてしまった」「気づかないうちに紛失していた」という運用面の課題です。
手首、ポケット、キーホルダーなど「体の外側につけるデバイス」は、本人の行動や意思によって簡単に外されてしまうため、実際の現場では「せっかく買ったのに守れない」というギャップが生まれがちでした。
一番確実なのは、「履き慣れた靴にGPSを内蔵する」やり方です。「外出=靴を履く」という動作が自然に紐づくため、装着率が高いからです。
靴にGPSを内蔵するこれまでの試み
試みはいくつかあり、靴本体の改造(靴底かかとの内部をくり抜く、縫い込み)や、外付けケースでの取り付け(靴ひも・ベルト・甲部装着)などの方法が検討・採用されてきました。
しかし、靴本体の改造は、加工コストや耐久性・防水性の保証しづらいです。最初から靴のかかと部分にGPSが埋め込まれた新品の靴を購入しても、本人が履き慣れていないのでなかなか履いてくれません。
履き慣れた靴を改造する専門の業者の方もおられますが、古い靴を改造してかかと内部をくり抜くというのは、靴の強度が弱ってしまう可能性があります。防水性の低下や縫製部の劣化も起きやすいです。当然改造の費用もかかります。仮にできたとしても、改造中は本人が外出時にお気に入りの靴を利用できなくなります。
履き慣れた靴の外側にGPSの小さなボックスを取り付けるやり方はあります。しかし外付けは視認されやすく外されやすい、引っ掛かりや見た目の問題が残るなど、現場では「続けやすさ」「壊れにくさ」「違和感の少なさ」に課題が残ります。ただ、本人が気にしなければ現在のところ、この外付けのやり方が一番現実的と考えられます。
しかしインソール形状の中にGPSと通信機能を収めるというアプローチは、実装・運用の両面でメリットがあります。
まず、履き慣れた靴で確実な徘徊対策ができます。自分がこれまで履き慣れた靴の中にインソールを入れるだけなので、確実なトラッキングができます。インソールは視認されにくいため、抵抗感がほとんどありません。中敷きのインソールをわざわざ「外そう」という意識は働きづらいです。
靴の改造に伴う、強度低下や縫製部からの劣化などもありません。外付けのGPSには、転倒時に壊れるリスクもあります。このようなリスクが低減されます。
靴のインソール型であれば、外見上は何も変わらない日常の装いのまま、見守りが成立します。これは、徘徊傾向のある認知症の方にとってもストレスが少なく、介護者にとっても管理がしやすい見守り方法です。
靴のインソールにGPSを埋め込む仕組みと特徴
インソール内部の構造(GPS測位・通信モジュール・バッテリー)
インソール型GPSは、小型化された測位モジュール・通信機能・バッテリーを一体化して内蔵することで、靴の中に収めても日常使用に耐えられる仕組みになっています。
装置の中核となるGPSモジュールが位置情報を取得し、通信モジュール(LTEやLTE-Mなど)がクラウド・アプリに位置情報を送信します。バッテリーは、これら2つの機能を安定稼働させるための電源であり、防水性・耐衝撃性を確保したケースとともにインソール内部に配置されます。

見た目はまったく普通のインソールですが、この構造により「歩行の邪魔にならない薄さ」「見守りが止まらない安定性」を両立しながら、日常履きの靴の中敷きとして利用できる構造になっています。
では、より詳細な機能はどうなっているのでしょうか。HCR展で質問させていただいた内容をまとめました。
- 通信:ソフトバンクLTEネットワークエリアを使い屋外のGPS位置情報を把握します。広範囲のリアルタイム見守りが可能。通常は5分間隔で現在地を自動通知します。
- バッテリー:標準設定で約2日(48時間)連続稼働を想定しています。基本的には毎日充電が必要です。1回の充電に要する時間は約2時間程度です。USBケーブルを用いて充電します。
- 自動ON/OFF:センサーが移動を検知して電源ON、一定時間動作停止した際の電源OFFとなります。手動でスイッチを操作する必要はありません。
- 防水・耐衝撃:足裏圧・湿気・曲げ動作にも対応。体重100kgでも耐えうる仕様になっています。IPX5程度の防水性能を想定しており、通常の雨天や洗面所等での軽い水濡れには対応しております。ただし、靴ごと水に浸かるような状態(洗濯・浸水など)までは対応しておりません。
- 歩行性:GPS本体は「かかとの厚部」に配置することで足裏への違和感はほとんどありません。
今後はGPS情報から転倒検知機能を追加する予定です。追加の時期は2025年を目標にしています。
インソール型GPSは、測位・通信・電源をすべて靴内で完結させるため、「靴を履くだけで見守りができる」が実現されています。見守り装置を意識させずに使い続けられる点が、この方式の大きな価値です。
22.0〜29.0cmまで対応できるサイズ展開とフィッティング性
22.0〜29.0cmまで対応できるインソール型GPSは、足の小さい女性から足の大きな男性まで幅広くフィットさせやすく、本人が履き慣れた靴で自然に使うことができます。
靴本体にGPS機器を組み込む方式の場合、サイズ違いや靴の買い替えのたびに再加工が必要になるという課題がありました。靴の外側にGPSを取り付ける方法も、靴を変えれば再度取付の手間が生じます。
これに対しインソール型GPSは、靴とは独立した中敷き構造のため、本人が履き慣れたスニーカーやウォーキングシューズをそのまま使えるという大きなメリットがあります。認知症の方の場合、靴の違和感が外出拒否につながることもあるため、フィッティング性は実用上とても重要です。
履き心地もインソールを入れる前とそれほど変わらないので、GPSを「受け入れてもらえる」確率が高いのです。
靴につけるGPSでも、外付け型とインソール型の違い
同じ靴につけるGPSでも、外付けのGPSタグと比べて、インソール内蔵型は、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
① 電池の持ち時間
徘徊対策では「外出時に動作していること」が命綱になるため、電池の持ち時間は見守りの信頼性に直結します。
外付けのGPSタグの場合、メーカーにもよりますが、初期設定状態で最大1.5ヶ月(初期設定状態の場合:現在地の更新間隔3分、いまどこ検索など通知設定OFF)で充電時間約300分(約5時間)です。
対してインソール内蔵型は、自動でON/OFFができ、現在位置送信間隔5分で、最大2日間電池が持ちます。充電時間は2時間程度です。
インソール型は、ほぼ毎日充電が必要ですので、自分で充電操作ができない高齢の一人暮らしの方が使うのはいささか困難が伴います。介護をされるご家族がいる場合や、介護施設では使用しやすい仕組みだと思います。その点、外付けのGPSタグは1カ月に1回の充電で済みます。
徘徊対策の実際の捜索シーンでは「今日に限って電池切れ」問題が最大の事故リスクです。電池持ちが長い=発見率と救命率の向上に直結します。インソール内蔵型は電池寿命のより一層の改善が期待されます。
② 靴への装着
外付けGPSタグを靴ひもや甲の部分に固定するグッズは、Amazonで販売されていますが、防水性や耐久性、強度の面ではやや見劣りします。
メーカーによっては、外付けGPSのBOXカバーを取り扱っているところもあります。しかし、端末保護カバーのみでの販売は対応していません。あくまでGPS端末レンタルサービスで付属されているものです。
外付けのGPSの場合、日常生活の動作で衝撃を受けやすく、落下・破損・誤操作が起こりやすいです。破損や水に濡れないように、どうやってしっかり靴に固定できるかがポイントです。寒冷地で、濡れたまま放置すると凍結して、GPSが壊れる原因になります。
この点、インソール型は、靴内部に収まることで衝撃・水濡れから機器を守りやすく、外されにくく紛失や破損が少ないという点で実用上のメリットがあります。
以上、電池の持ち時間とスマートな装着という観点で比較してみましたが、両立を実現するソリューションは、まだ存在していないことが分かります。
通信型GPSとAirTagの違いをわかりやすく解説
では靴の底にAirTagを埋めておけばよいのでは?と考える方もいるでしょう。しかし両者は決定的な違いがあります。
AirTagやBluetoothタグは「近距離向け」
実際にAmazonではAirTagを埋め込めるようなインソールを販売しています。

結論から言いますと、AppleのAirTagやBluetooth式見守りタグは、近距離で物を探す用途には有効ですが、認知症の徘徊対策のような「屋外・長距離・リアルタイム見守り」には仕様上限界があります。
AirTagやBluetooth見守りタグは、iPhone等との近距離通信・「探す」ネットワーク経由で位置情報を更新する方式です。
これは「持ち物が近くにある」場合には有効でも、徘徊対策のように「本人が自由に歩き回る」状況では、iPhoneなどの検知端末が近くにない場合や通信網が薄い場所では更新が滞ってしまう傾向があります。
つまり、動き回る高齢者の見守りには「更新されない時間」が長くなり「位置が古くなる」というリスクが付きまといます。
あるビジネスメディア誌の検証では、AirTagで「位置が実際の場所に近くなるには最短数分、長いと10分以上かかる」と報じられています。
日本語Q&Aサイトでは「AirTagの位置情報が2時間以上更新されなかった」という投稿があります。
IT技術の解説サイトでは「AirTagの更新間隔は、人通りが少ない場所では数十分〜数時間待たされることもある」と注意が促されています。
本来の仕様から、Bluetooth型AirTagは「リアルタイムに絶えず見守る」用途には更新遅延・情報空白リスクがどうしてもできてしまいます。
通信型GPSは「遠距離・屋外・リアルタイム向け」
通信型GPS(セルラー回線・LTE対応など)は、遠くへ移動した場合や屋外での徘徊時でも、広範囲・リアルタイムに見守りできる可能性が高く、徘徊対策に適した選択肢です。
通信型GPSとは、位置を衛星(GPS)で取得し、その情報を携帯通信(4G/LTE/LPWA等)やWi-Fi回線経由でクラウドに送信、スマホやPCで確認できるデバイスを指します。
この方式は、持ち物や人の協力に依存しないため、屋外・深夜・人通りの少ないエリアでも使えます。
また、移動時(数キロ以上の距離を歩いた場合)でも位置履歴の取得・通知設定ができるため、徘徊発生時の早期発見につながりやすいという点がポイントです。
群馬県高崎市の「徘徊高齢者救援システム」では、GPS機器を装着していた80代の認知症高齢者が、自宅から約9km離れた場所で無事保護されたという事例があります。
GPSを御守りとして愛用のカバンにつけたところ、いつもとは反対の電車に乗ってしまい、1時間離れた場所で親戚が保護した事例もあります。
これらの実例から、通信型GPSは数キロ移動・屋外環境・長時間運用という状況においても機能する事例が確認されており、徘徊対策の効果が確認されています。
Amazonの「インソール型AirTag対応モデル」と機能比較
| 比較項目 | 通信型GPSインソール | AirTag対応インソール(Amazon/通販製品) |
| 追跡範囲 | 全国対応(LTE等の通信回線) | 周囲のiPhone等のネットワーク密度に依存 |
| 更新頻度 | リアルタイム(10〜60秒間隔など) | 最短でも数分〜10分以上の遅延あり |
| 位置精度 | 数m〜10m台(衛星測位) | 数mの精度も、反映が遅れるケースあり |
| 電池 | 1〜数日稼働設計が多い | AirTag電池で1年以上持つモデルもあるが、見守り用途では更新遅延が課題 |
| 初期価格の目安 | 約2~3万円(税込)
+月額通信料500~800円程度
|
約3,000円 |
| 徘徊用途向き度 | 高い | 低め(あくまで“簡易見守り”) |
このように、通信型GPSインソールは初期導入コストが高く、月額通信料も必要ではありますが、遠距離・屋外・リアルタイムという見守り用途には有力な選択肢です。
AirTagやBluetoothタグは、持ち物が近くにある場合に検知できるものの、認知症の徘徊のように「本人が自由に動く・範囲が広い」場面では、更新の遅れ・位置情報の滞り=見守りの隙間を生みかねません。そして高齢者の徘徊の場合、命に関わる危険性もあります。。
AirTag対応インソールは価格が比較的安価(数千円程度)で導入しやすいものの、通信・更新頻度・運用面での限界があり、徘徊対策としては「補助的な選択肢」として位置づけられます。
価格が安い=すぐ導入できるという意味ではありますが、「実際に徘徊が起きた際に使える見守りとして設計されているか」という観点では差が出ます。
通信型GPSは、数キロ離れた場所での保護事例もあり、実際の運用でも効果が確認されています。。
靴インソール型GPSの介護施設における外出管理について
介護施設における見守り体制では、GPSを活用した外出管理の重要性が今後さらに高まると考えられます。
靴インソール型GPSも、メーカー側で施設向けプランの準備を進められています。施設向けに導入するメリットと従来型との違いを理解し、現状と今後の可能性を押さえておきましょう。
複数利用者を一括管理、靴インソール型の施設向け展開のメリット
靴インソール型GPSは、「履くだけで装着できる」という特性から、施設運用との相性が非常に高いといえます。
- スタッフが毎回「GPSタグの装着」を確認する必要がない
- 貸出管理の手間を軽減できる
- 外れにくく、紛失リスクが低い
- 入居者本人の負担や心理的抵抗が少ない
電池は毎日の充電が必要ですが、職員が充電時間を管理し、複数台をまとめて充電できるため、運用上大きな負担とはなりません。今後実装が想定されている機能は以下の通りです。
- 複数入居者を一括で確認できる管理画面
- 外出・散歩の履歴を記録
個人向け製品では、アプリ上で家族を招待し複数人で見守り可能です。この機能を応用して、施設向け管理機能を順次提供される模様です。
実用化すれば装着率・継続性・紛失防止の面で、大きなメリットが期待できます。
現在すでに存在する「施設向けGPSサービス」との違い
現状、介護施設で利用できるGPS見守りサービスは、外付け型が主流です。
①絆ONE
介護施設向けにペンダント型端末を貸与。入居者が外出する際にスタッフが貸し出し、リアルタイムで位置を管理します。
②GeoPita
入居者がGPSトラッカーを身につけ、スタッフが位置をリアルタイム管理。介護以外に建設業などでも導入実績があり、バッテリー持続時間は約1.5〜2か月、使用温度範囲は−10〜50℃に対応しています。
しかしこれらの「外付け端末貸出方式」には避けられない課題が残ります。
それは、
- 装着忘れ・持ち忘れが発生する
- 外される・紛失する可能性が高い
- 貸出、確認の管理の手間
つまり、仕組みとしては存在するものの「確実性」と「現場負担」の面で課題が残る方式といえます。この点、靴インソール型GPSの場合は、「運用面」と「実効性」が高いと言えます。
- 入居者が靴を履くだけでGPS取付完了
- 徘徊対策としての実効性が高い
- 紛失・外れ・持ち忘れはほぼない
- 現場の管理負担(貸出・確認)を大幅削減
今後の法人向けリリースが期待されます。
利用費用の目安
インソール型GPSの導入には「本体価格」+「月額通信料」の2つの費用が発生します。
- 本体価格:27,500円(税込)
- 月額通信料:770円(税込)
もしこのインソール型GPSを1年間使うと仮定した場合:
- 本体:27,500円
- 年間通信料:770円×12か月=9,240円
→合計およそ36,740円(税込/年)
上記以外に、充電・バッテリー交換など別途コストが発生する可能性はあります。
これに対し、絆-GPS(絆ONE)の月額利用料は公開されています。
初期費用 5,000円
月額利用料 6,500円/月
基本2年契約のため、2年間で161,000円です。
GeoPitaの場合はGPSトラッカーの費用は無料です。月額利用料は公式サイトでは公開していません。
このように比較すると、インソール型GPSは本体価格こそやや高めですが、年間コストで見れば比較的リーズナブルと言えます。
介護保険の利用可否
結論からいうと、2025年の段階でGPSを活用した見守り機器の購入費は原則「介護保険の対象外」です。
ただし制度見直しの議論が進んでおり、今後対象となる可能性は高いと考えられます。。
自治体によっては、徘徊高齢者の見守り支援として、独自の助成制度を設けているケースもあります。費用面を少しでも抑えたい場合は、各市区町村の担当部署に確認するとよいでしょう。
詳しい制度や例外ケースについては別ページに整理しています。気になる方は以下をご覧ください。
📌参考リンク:
▶「認知症患者の徘徊対策:靴等を使ったGPS製品と介護保険」
GPS通信型は「遠距離・深夜・郊外でも見守れる=命に直結する信頼性」に費用を払う価値のある機器です。今後、厚労省での制度審議が早期に進むことが期待されます。
予約販売中のインソール型GPS|最新情報に注目を
インソール型GPSは現在、予約販売の段階にあり、個人向け・施設向けの両方で活用が期待されています。
予約販売は、こちらから申し込みできます。
今後、アプリの最終仕様や施設向け機能の提供タイミングが順次発表される見込みです。
GPS導入をご検討中の方は、メーカーのお知らせや公式サイトを定期的にチェックしておきましょう。
正式リリース後も機能改善が期待できます。インソール型GPSはハード+アプリ+クラウドが連携するモデルのため、リリース後のアップデートによって利便性が向上する余地があります。情報収集と事前準備をしておくのが、賢明な判断といえるでしょう。
特に介護用途では、現場の声が反映されて進化していく製品が結果的に長く使われる傾向があります。リリース後の展開にも期待したいところです。
まとめ|後悔しない徘徊対策を選ぶために
認知症の徘徊対策は、「もしもの時に確実に役立つ仕組み」を準備しておくことが重要です。
今回ご紹介した靴底インソール型GPSは、従来のGPSタグや見守り機器が抱えてきた「着け忘れ」「外される」「紛失する」といった課題を、「靴の中敷き」という日常的な形で解消できる点が画期的です。
今後は介護施設向けの管理機能の実装も予定されており、家庭のみならず施設現場においても選択肢が広がる可能性が期待されます。
現在は予約販売中の段階ですが、機能アップデートや制度面の動きも見据えつつ、最新情報をチェックしておくことで導入のタイミングを逃さずに検討できます。
徘徊対策は「完璧な正解の1つ」があるわけではありません。ご家族の状況、ご本人の行動範囲、費用感、運用体制などを踏まえ、
- 装着率の高いもの
- リアルタイム性があるもの
- 無理なく続けられるもの
という3点を軸に判断すると、失敗が少ない選択につながります。
もし本格的な見守りを検討されているなら、今回のインソール型GPSは有力な選択肢のひとつです。発売後も最新情報を追いながら、より安心できる見守り体制を整えていきましょう。
[参考資料]
みまもりイル!
認知症の徘徊も怖くない!?業界初(※)インソールGPS「みまもり イル!」4月のプレ発売(試験販売)に向けた30%OFFの早期予約を開始!
【PR】高齢者見守りのインソールGPS「みまもり イル!」2025年7月21日(月)から公式WEBサイトで予約販売開始!8月半ば頃より順次発送予定

