今、介護経営者管理者の方の大きな大きな悩みの一つは採用だと思います。
どうやったら外部の採用サイトに頼らず、自社でちゃんとした人を採用することができるのでしょうか?
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- 1人採用するのにかなり費用がかかる
- そもそも想定しているような採用したい人が応募してくれない
- 採用してもすぐ辞めてしまう
そんなお悩みを抱える管理者様、採用ご担当者様に向けて、介護業界の外から見た観点ではありますが、こうすれば良いのではないか、という記事をまとめてみました。
この記事で書かれているやり方は介護業界の外ではどれも一般的なやり方です。
そして実績が証明されています。
しかし、これまでいろいろな介護事業所の方と接点がありましたが、不思議なことに、このやり方をしておられる事業所は少数派です。
現実に私の中小企業のお客様でも、この中の一つの「社員の声」を動画にするというやり方を採用し、この採用難の時代に新卒を毎年採用に成功されています。
また、SNSでは現実に採用に成功している介護事業者もおられます。
この記事では具体的な手段をひとつひとつ細かく解説していません。全体としてこういうやり方があるんだということをつかんでいただければ十分かなと思っています。
そしていたずらに、外部採用サイトに費用をかけて外注するのではなく、自社でどうやって採用を進めていったらいいのかということを考えていただくきっかけにしていただければと思っています。
やるべきこと3つ
自社で採用を成功させるためには、結論から言えばもっとデジタルでの発信を強化していただきたいです。デジタル面と言っても最低限やっていただきたいのは以下の3つです。一つ一つなぜ大切なのかとその理由についてご説明します。
1. Googleマイビジネス
なぜ、この Googlマップに自社の事業所を表示させることがそれほど重要なのでしょうか?
検索している、つまり仕事を探している人にとっては、あなたの事業所はどこにあるのか、ということは極めて大事なポイントだからです。
介護の仕事を探している人はほとんどの場合、自分の家から近い所を選びます。
自分の家から自転車で何分で行けるか、歩いて行けるか、近くに駐車場があるのか等通勤条件は勤務先選びの大きな要素です。
ですので、まずどこにあなたの事業所があるのかということが地図上で正確に表示されることは、働く人に選んでもらう上で、大きな大きなポイントになります。
逆に、地図に事業所が表示されないということは、あなたの事業所は存在しないことと同じになってしまうのです。
2. 働く人の声
なぜホームページに社員の声やその動画まで掲載しなければならないのでしょう?
これは、仕事を探している人にとってアピールするというメリットと、もう一つのメリットは働いている人自身のモチベーションアップにつながるからです。
仕事を探している人は、面接を受ける前に必ずその介護事業者のホームページを見ます。
今の時代、面接前に面接先のホームページを見ない人はいません。そのホームページに働いてる人たちの声や生き生きとした動画が載っていたらどうでしょう。
仕事を探してる人にとって少なくとも安心感を与えることができます。もしかしたら、明るい人が多くて働いてて楽しそう、等のプラスのモチベーションを与えることができるかもしれません。
逆に何の情報も載っていないホームページは、外部に対してアピールすることができない、つまりネガティブな印象を持たれかねません。
この「働く人の声」というページは、既に事業所内で働いている人たちにとってもプラスのモチベーションをもたらします。自分自身がホームページで紹介されているというのは恥ずかしくこそばゆいところもがありますが、やはりうれしいものです。これは働くの方たちの前向きな意識付けになります。
私のお付き合いしている中小の会社様でも、立派なホームページではありませんが社員の声や動画などを使って仕事内容を話してもらっています。その結果、この採用難の時代に毎年新入社員の採用に成功しています。
ですので結論ですが、自社のホームページを持つことと、その中に社員の声、働く人と声その動画を掲載するということは仕事を探している方にとって非常にプラスに働きます。
3. SNSでの発信
Twitter や Instagram を使って採用に成功されておられる介護の経営者様もおられます。手間暇はかかりますが、コストはゼロで採用が成功するのです。
なぜ手間暇をかけて SNS をそこまでしてやる必要があるのでしょうか。
SNS は介護の事業所のリアルな実態、また経営者や管理者の考え方や日常の生活などをリアルに伝えることができるツールだからです。
仕事を探している人はまず、情報収集から始めます。
採用サイトに登録するというのも一つでしょうが、ご自分で SNS を使って情報を集める方も大変多くなっています。気になるアカウントがあれば、まず「お友達」になって情報を集めます。直接話さなくとも、フォローしているだけで、その事業所がどういう雰囲気なのかというのがなんとなくわかってもらえます。つまり、「お友達」という形で自社に興味をもってくれる方が自然に増えていくというメリットがあります。
ですので、自社に興味を持ってくださっている「お友達」に向かって「今こういう形で人が足りないんだけれどもお近くに居る方お仕事を手伝ってくれないでしょうか」という形で呼びかけ、自然な形で採用に成功するということが現実に起きています。
SNS の場合は一般の広報とはやや違うので、コミュニケーションや発信の仕方に頭の切替が必要ですが、これからの採用のやり方として非常に効果的なことは間違いありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。デジタル面での発信が案外大事だ、ということがお分かりいただけたでしょうか。仕事を探している方はほぼ100%、事前にインターネットで情報を調べています。若い方であれば、特にそうです。仕事探しも、賢く進化しています。仕事を探しておられる方に対して事前に十分な情報を伝えるということが大きな意味があるのです。
伝える際に、大事なポイントがあります。それは、
- 貴社が他の事業所とどこが違っているのか
- これからの未来をどう描くのか
この二つのポイントを、誠実に嘘をつかず、自分の言葉で語りかけるということが、自社で採用を成功させる大きなコツだと思います。
具体的に何をどうすればいいんだということについて質問がある場合は、こちらからお願い致します。簡単なことでしたら無料でご回答します。