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これからの介護を考える。

介護現場のICT化をサポート!無料オンラインPCスクール「タダスク」

公開日:2024.05.21
最終更新日:2024.05.21

ICTや介護DX。推進しなければいけないと分かってはいても、推進する人材がいないとお悩みではありませんか?

専門の人材を採用するにはコストがかかりすぎます。そして介護業界のことを分かっている人はほぼいません。

では事業所の中にいる人を何とか育成して、介護DX化を進める人材に育てたい。

けれども、育成やトレーニングができる人がいない。

こんなお悩みを抱えておられる施設や事業所の方に朗報です。

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  • ICTの専門外部研修はコストも時間もかかる
  • ICTやDXについて、教えるスキルを持った人が社内にいない
  • ICT専門家が介護業界の業務をわかっていない

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介護業界で働く人に、無料でICTやDX化を教えるPCスクールがあります。

NPO団体タダカヨが主催する「タダスク:無料オンラインPCスクール」です。

介護職の方であれば、無料で誰でも参加できます。

パソコンでちょっとしたことがわからないために、反復作業を繰り返して無駄な時間を使ってしまうことありませんか。

「それ、早く教えてよ」ということはパソコンを長年触っている人でもよくあります。

今回は介護従事者のため無料オンラインPCスクール「タダスク」と「出張タダスク」、無料ITサポートについてご説明したいと思います。

タダスクとは

介護従事者のための無料オンラインPCスクールです。

介護業界のIT活用を支援するNPO法人「タダカヨ」が運営しています。

運営団体タダカヨについて

「ITを上手に使って、お金をかけずにより良い介護を」というビジョンを掲げて活動しているNPO団体です。

この「無料もしくは低コストのIT」というところがポイントです。

日本の企業向けシステム開発業者と言われる会社は、開発コストをサービスに転嫁する料金の考え方です。エンジニアが動く以上「コストはかかって当たり前」というのが基本的な考え方です。

かたやアメリカのテック業界ではここ20年、GAFAと呼ばれる巨大テック企業が成長してきました。

彼らが急激にユーザ数を伸ばすことができたのは、利用料が無料または低額だからです。

これは、一部の本格的に利用するユーザーがサービスの運営コストの大半を負担し、それほど使わないユーザーは永久に無料でサービスを利用できるという「フリーミアム」という考え方です。

このフリーミアムのおかげで、ウェブ会議、メール、チャット、情報共有ツール等、ひと昔前は有料だった高度なサービスが今は無料で使えるものがたくさんあります。

「タダカヨ」は、こういった無料で使えるITやツールを上手に利用して、介護の世界を良くしようと活動しています。

2020年コロナ真っ只中で、無料のWeb会議システムを使ってオンライン面談の勉強会をスタートしたのが最初の活動です。

無料オンラインPCスクール「タダスク」

オンライン面談の勉強会が、介護従事者のITスキルアップを応援するオンラインスクールという形につながっていきました。

現在タダスクの月間受講者は1,000名以上で、講師陣は何らかの形で介護の仕事に携わった経験のある人です。

このPCスクールは、ほぼ毎日開催されています。

1つの講座はだいたい1時間で、講座の開始時間は昼休みの時間か19時または20時スタートが多いです。

これも介護の従事者の仕事の時間帯を考慮しています。

申込後に急に参加できなくなったりすることもありますが、そういった場合にも連絡は不要です。

また、最初からパソコンのことを学ぶ自信がないので、聞いてるだけで良いという参加の仕方もありです。気持ちの負担にならず気楽に始めることができます。

参加者全員が介護業界の方ばかりなので、こんなことを聞いて恥ずかしいかなというような遠慮は必要ありません。

誰でも個人単位で申し込むことができます。

講座のスケジュールや内容、予約等はこちらからご確認ください。

無料のオンラインITサポート「タダサポ」

こちらはちょっと感動的なサービスです。

なんとITサポートが無料です。

対価を請求しないITサポート、これはWebやITの業界では考えられないことです。タダカヨの発起人の方がボランティアでITのサポートをやってくれています。

個人で申し込めば誰でも利用することができます。

ただし、いくら善意のボランティアの方でも、人の1日は24時間しかありません。

タダサポ利用時の時間や頻度には、ルールがあります。

それは1回の相談は最長60分、お1人様3回までのサポートということです。

また、内容によって概ねの標準的なサポート時間を設けています。

例)エクセルの入力30分

Zoomのレクチャー45分

その他のメニュー等詳しくはこちらです。

【全国各地で開催】出張タダスク受付中!!

無料オンラインスクール「タダスク」を出張で、各地域で行うという活動も行われています。

2021年から行われていて、地域全体のITスキルの底上げを狙う介護支援専門員協会様、各種業界団体様向けのものです。

全国各地の介護職能団体様からのご要望を受け、スクールの内容についても、医介連携、多職種連携の実現、ケアプランデータ連携システムの活用など要望に応じて変更可能です。

研修内容は座学と体験パートに分かれていて時間はおよそ1時間30分。

オンラインで全て完結することができるので、地域のどこからでも参加することができます。

研修内容や2023年度の実績など、詳細はこちらのページからご覧ください。お申し込みもこちらのページから可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

NPO法人タダカヨのサービスを3つご紹介しましたが、人手がかかる研修やサポートを無料でここまでやって継続していることはすごいとことだと思います。

やはり介護の実務もしくは現場で、ITスキルの底上げが必須だと痛感して大きなビジョンを持って取り組まれているNPOだからこそできることだと思います。

介護のICT化とかDXが必要だと言われ続けていますが、実際に介護現場のIT力の底上げのための適切なトレーニングやサポートというのは実際になかなかありません。

市区町村や地方自治体で、ICT化のトレーニング費用を負担してくれるかというと、そんな補助金もありません。

それを無料で提供してくれている、しかも現場の仕事に差し支えない夕方の時間帯におこなってくれるというこのNPOのサービスは知っておいて損はありません。

もし自分の事業所で、パソコンが苦手で苦労していて、困っている方がおられたら、こんな無料のサービスがあるよということをシェアしてあげてください。