管理者様の事業所運営を支え、
これからの介護を考える。

今すぐできる介護事業所のコスト削減:プロパンガス料金を見直そう

公開日:2022.09.09
最終更新日:2022.10.26

今日は介護運営トークルーム運営人ウェブです。

今春から電気代がじわじわ上がりはじめ、10月から食品から何から何まで値上げラッシュ。とはいえ、電気やガソリン等必要なものは必要です。施設経営上少しでもコストを削れるところはないか?

こんなお悩みをお持ちの介護事務所の経営者、経理ご担当の方への朗報です。

————————————
・プロパンガスを使っているが、料金が高いと感じる
・同じガス会社を、建物を建てた時から使っている
・ガス料金を他社と比較したことがない
・ガス会社から値上げの通知がきている
・ガス料金を詳し確認したことがない
・現在のガス会社と特別な付き合いはない
————————————

上記の内、4つ以上当てはまる事業所の方は、ガス料金がいまよりも安くなるかもしれません。

なぜなら、プロパンガス業界は、ガスの価格が「高値安定」しがちな業界だからです。

一般社団法人プロパンガス料金適正化協会では、日本全国のプロパンガスの料金に関するご相談に応じ、相談事例に掲載した事例だけでも46件の事例を解決しています。

この記事では、プロパンガスの料金がどうやって決まっているのか、介護事業所のコスト削減にどのように役だつのか、一般社団法人プロパンガス料金適正化協会の活動と役割についてについてお話ししたいと思います。

 

プロパンガス料金が決まる仕組み

多くの方はガス=公共料金と思われていて、ガスの料金を気にしないで使用していると思います。

しかし都市ガスと異なり、プロパンガスには、供給地域や料金についての許可は必要ないのです。

つまり、プロパンガス販売業者は、自由に営業し、自由に料金を決めることができます。

よって、地域や事業者によって、価格設定が異なっています。同時にプロパンガス販売店を選ぶ自由が、利用者側に与えられています。

1997年4月にプロパンガス供給についての法律である液石法が改正されました。

しかし残念ながら、この法律改正はあまり知られてはいません。この法律は、プロパンガスの販売価格・サービス内容等を消費者にわかりやすく明示することで、消費者が自身の判断で事業者を選べるようにするという目的で作られたものです。

当時の旧通産省が主導したものですが、現在においても、プロパンガス『自由に・いつでも・容易に』選べる状態にはなっておりません。

というのは、いくら法律ができても、ガスの供給・保安等の問題で、『シマ』が出来てしまい、どの業界よりも強固な地域の「縄張り」の世界が実現してしまっているのです。

このような環境のなか、料金は販売店側が自由に決め、自らの都合の良い料金を長年受け取り続けてきたのです。つまり、典型的に「高値安定」が常態化している業界なのです。

ですから、もしも介護事業所を建ててから、何の気なしにずっと同じガス事業者だった場合、プロパンガス業界特有の事情を考えると、実は他の業者に依頼すれば、下がる可能性があるわけです。

 

一般社団法人プロパンガス料金適正化協会の活動

一般社団法人プロパンガス料金適正化協会は、2006年からNPO法人(現状は一般社団法人)として、消費者保護を目的にプロパンガス料金の適正化に向けて市場価格の調査と啓蒙活動をしております。

プロパンガス料金の値下げサポート、契約トラブルの相談、違約金の相談を受け付けている機関です。ガス会社乗り換え後の不当な値上げリスクを無くします。

プロパンガス料金の内訳

まずはプロパンガス料金は主に2つの料金で算出されます。

基本料金+従量料金=請求金額

基本料金
ガスの消費量の多少に関係なく生じる
固定的な費用

従量料金
ガスの使用料に応じてかかる費用

いつの間にか高い水準のガス料金でご利用されていることも少なくありません。

しかし、ガス料金が、近隣と比べて割高に請求されていたとしても、それは違法ではありません。

自由契約ですから、ガス料金に対して納得して料金を払っているということになるだけです。

こんな言葉には要注意

料金の水準が高いガス会社の場合、他社とガス料金を比較されることを恐れています。

比較されると料金が割高なことが発覚してしまうからです。

それらの対応策として、他業者と比較されないようにするために、ご利用者にとって不利益な情報を流すケースも見受けられます。

例えば、

「悪質な業者が回っているから検針票を見せてはダメです。」
「安い会社は初めだけで、すぐに値上げします。トラブルがあるので注意して下さい。」

こんなことを、現在のガス会社から言われたら、要注意です。

知らずに高いガス料金になっている可能性があります。ガス会社の見直しを推奨します。

 

まとめ

では具体的に、ガス会社の見直しとは、何からはじめればよいのでしょうか?

こちらの一般社団法人プロパンガス料金適正化協会のホームページから適正診断チェックをやってみてください。

あきらかに料金が割高の場合、今お支払いの明細を写メって送って下さい。

適正かどうかを無料で判断し高いようであれば無料でサポートし、優良なプロパンガス会社を紹介しています。

当協会は消費者保護の観点からガス契約のトラブルやガス料金に関する相談を無料で受け付けております

プロパンガス料金適正化協会を利用してガス会社を変更した方は、以降のガス料金が適正に維持できる保証を受けられるようになります。

お困りの方は、一般社団法人プロパンガス料金適正化協会理事までご連絡をお待ちしています。

理事の山上につないでいただくとスムーズです。

ご連絡はこちらから